神経内科ってどんな病気を診るのですか Q & A


Q1 神経内科とはどんな病気を診る科ですか。心療内科や精神科、神経科とはどこがことなるのですか。


A  神経内科(最近は脳神経内科と標榜する医療機関がふえてきましたが、神経内科=脳神経内科です)は、精神科・神経科が「こころ」の病気を診るのに対し、内科の一分野として脳や神経、筋肉に症状が現れる「からだ」の病気を診る科です。精神科・神経科はカウンセリングや心理療法を行いますが、神経内科は頭痛やめまい、しびれ、ふるえなどがどのような原因で起きているかを診断し内科的な総合診療をします。外科的治療が必要な場合は脳外科、整形外科などと協力して診療します。

Q2 片頭痛持ちなので市販の薬を毎日飲んでいますが、最近効かなくなってきました。


A 慢性の頭痛には片頭痛のほかに緊張性頭痛、群発頭痛など様々な種類があります。最近はそれぞれの頭痛に適した薬が開発されてきています。神経内科を受診して、頭痛が本当に片頭痛なのか診断し、正しい頭痛とのつきあい方を相談されてはいかがでしょう。頭痛から解放されてもっと仕事や勉強に活躍できるはずです。

Q3 脳出血や脳梗塞になってしまうのが心配です。神経内科を受診した方がよいでしょうか。


A   脳出血や脳梗塞の予防には、危険因子(リスクファクター)のコントロールが大切です。つまり、高血圧、高脂血症、糖尿病などのいわゆる生活習慣病を日頃からきちんと生活スタイルの改善や薬物療法などで良い状態に保っておくことです(脳血管障害の一次予防といいます)。当院では「脳の健康を守る」という観点で、このような生活習慣病の診断、評価、治療に力をいれていきます。
  また、既に脳出血や脳梗塞などの脳血管障害が発症してしまって悩んでいる方も多いと思います。当院では、神経学的診察、内科的診察と検査、MRI、MRA、頸動脈エコーなどを駆使して一人一人の病気の状態を把握し、再発の予防に力をいれます(二次予防といいます)。介護保険をはじめとする社会福祉制度の利用についても地域の訪問看護ステーションやケアマネージャーと緊密な連携をとっていきます。


Q4 パーキンソン病はなおらないと聞きました。治療法はあるのですか。


A  パーキンソン病は、ふるえ、前かがみでちょこちょこした歩き方、動作の緩慢さやかたさ、等があらわれる病気です。脳の奥の黒質というところのドーパミンを作る脳細胞が減ってしまうために発症すると考えられていますが、そのドーパミンを補ったりうまく使えるようにするための薬物療法は発達してきています。専門医にかかり、よく症状を診てもらい症状にあわせて適切な薬物を使用することでかなりうまく症状をおさえることができます。さらに、最近はリハビリテーションにより筋力低下を予防することの意義にも注目されています。

Q5 身内が急にぼけてきたようです。アルツハイマー病かもしれないので心配です。


A ぼけてしまうのは大変心配なことですね。認知症(ぼけ)にはアルツハイマー病が有名ですがいろいろな原因があります。特に「急に」ぼけてきたとすれば他の原因をよく調べなければなりません。神経内科専門医による診察で経過、症状をよく調べ、内科的検査やMRIによる画像診断など総合的な診療が必要です。また、アルツハイマー病を完治させる治療法はいまのところありませんが、専門的な薬の調節が必要なことも多いのです。さらに、介護保険の利用といった医療の社会福祉的な面に理解のあるかかりつけ医をもつことがなによりも大切なことです。

Q6 単なる風邪と思っていたのに友人が集中治療室に入院しているそうです。


A 単なる風邪だと思っていたのに、急におかしな行動をとってけいれんを繰り返してしまったり(ヘルペス脳炎)、あるいは両足に力が入らなくなって、そのまま手足はもとより呼吸の筋肉も麻痺してしまったり(ギラン・バレー症候群)、どんな年代の健康な人にも起こりうる病気があります。それぞれ治療法がありますが、なんといっても早期診断、早期治療が重要です。少しでも思い当たるのなら神経内科専門医になるべく早く受診することです。その日のうちに診断をうけ、設備の整った医療機関ですみやかに治療に入れることが重要です。

トップに戻る 院長御挨拶 診療案内 設備案内 交通案内 院長略歴 オリーブとふくろう お役立ちリンク集